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奈良・法華寺「文殊菩薩坐像」、内部にぎっしり納入品 舎利容器や巻物類など約180点、X線CTスキャナで判明

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奈良・法華寺「文殊菩薩坐像」、内部にぎっしり納入品 舎利容器や巻物類など約180点、X線CTスキャナで判明

文殊菩薩坐像の内部画像。像内にぎっしりと納入品が納められている(奈良国立博物館提供) 文殊菩薩坐像の内部画像。像内にぎっしりと納入品が納められている(奈良国立博物館提供)

 鎌倉時代の作とされる法華寺(奈良市)の「文殊菩薩坐像(もんじゅぼさつざぞう)」内に、舎利容器や巻物類など大量の納入品が納められていることが、奈良国立博物館(同市)によるX線CTスキャナを用いた調査で分かり、同館が7日発表した。頭部と胴部を合わせて約180点の納入品を確認。大量の納入品は西大寺や法華寺を復興した同時代の僧、叡尊(えいそん)周辺でみられるといい、同館は「像の文化財的価値を高める成果」としている。

 文殊菩薩坐像は、木造で像高73センチ。般若寺(奈良市)の文殊菩薩像(焼失)と同形式だった可能性もあり、造立時期は叡尊による法華寺復興期とも重なるという。

 納入品の存在は、山岸公基・奈良教育大教授らのファイバースコープによる調査で確認された。その後、同館でX線透過撮影などを実施。さらに今年4月、X線CTスキャナを使って調査した結果、頭部に火焔(かえん)宝珠形や球形の舎利容器、球形物体が入った円筒形容器など約30点、胴部には経巻らしい巻物類など約150点がぎっしりと納められていることが分かった。外部から手を加えられた形跡はなく、造立当初の姿を保っているとみられる。

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