産経WEST

【注目の一冊】小さな命守れ 虐待の最前線をリアルに描く 「走れ!児童相談所」 

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【注目の一冊】
小さな命守れ 虐待の最前線をリアルに描く 「走れ!児童相談所」 

走れ!児童相談所(2) 光に向かって 走れ!児童相談所(2) 光に向かって

 親や同居の大人による虐待で、小さな子供の命が失われる痛ましい事件が後を絶たない。一方で、子供の命を守る“最後の砦(とりで)”とされる児童相談所(児相)は、相談者のプライバシー保護のため、その実態はあまり明らかにされず、死亡事件などの際、報道される所長が謝罪する姿をイメージする人も多いだろう。こうした児相の実態を知ってほしいと、現場で子供の命と向き合った元児童福祉司、安道理さんがフィクションを織り交ぜつつも知られざる児相の姿をリアルに描き出した『走れ!児童相談所(2) 光に向かって』が、じわり注目されている。(木ノ下めぐみ)

子供を窮状から救い出すため

 県庁の一般行政職から子ども家庭センター(児相)へ異動となった主人公・里崎。突然の辞令に仕事内容も分からず、同僚と「子供と家庭に関することをする」と簡単に考えるところから物語は始まる。

続きを読む

「産経WEST」のランキング