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【関西の議論】「京大の文化」が消える タテカンに規制、市の指導受け撤去へ

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【関西の議論】
「京大の文化」が消える タテカンに規制、市の指導受け撤去へ

 ほかにも「タテカン規制のおしつけに反対する」と大学側を批判したり、部活やサークルの新入部員を募集したりと内容はさまざま。いずれもキャンパスを囲む石垣に立てかけ、コンクリートブロックやひもで固定しているが、強風で飛ばされそうなものもある。

 タテカンは、学生運動が盛んだった昭和40~50年代に広まったともされるが、正確な時期は不明だ。ただ、京大では「自由の学風」の下、学生らが自分たちの意見を主張する手段として脈々と受け継がれてきた。それに「待った」をかけたのが京都市だった。

景観条例に違反

 京都市は景観保護の観点から市全域を看板やポスターなど「屋外広告物」の規制区域に指定し、広告物の設置には市の許可が必要とする条例を定めている。大きさ(2平方メートル以内)や色なども厳しく規制しているのが特徴だ。

 市は、京大周辺のタテカンについて、商店の看板やポスターなどと同じく、常時あるいは一定期間、継続して野外で公衆に表示される屋外広告物に該当すると判断している。

 条例は平成19年に新たな景観政策の目玉として改正され、市は24年から商店などの違法な看板に対する指導を強化してきた。その一環で京大に対しても、タテカンの大きさやデザインが条例に違反するとして改善を求めて口頭や文書で行政指導を行ってきた。

 市によると、タテカンの多くは設置に必要な市の許可を取っておらず、一部が歩道にはみ出していることから公道占有にあたる可能性があるという。担当者は「固定の仕方が甘いものが強風にあおられて通行人とぶつかる」と危険性を指摘。市民からも「危険だ」「邪魔だ」との苦情が寄せられているという。

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