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【竹島を考える】北が韓国と共闘、日本は「お家騒動」の場合か 下條正男・拓殖大教授

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【竹島を考える】
北が韓国と共闘、日本は「お家騒動」の場合か 下條正男・拓殖大教授

外交攻勢をかける北朝鮮の金正恩委員長。「竹島」でも韓国と共闘する動きをみせる(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 外交攻勢をかける北朝鮮の金正恩委員長。「竹島」でも韓国と共闘する動きをみせる(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 このところ北朝鮮の外交巧者振りが際立っている。金正恩(キム・ジョンウン)委員長の電撃的中国訪問と、間もなく開かれる米朝トップ会談。北朝鮮ではその体制維持のための布石を打っている。これに比べ、日本の国会では、森友学園に続いて加計学園、さらにセクハラ問題での財務次官辞任をめぐる「お家騒動」で与野党ともに喧々諤々(けんけんがくがく)の議論に花を咲かせている。

北朝鮮問題の進展で新たな国難襲来の日本

 日頃、国政に関心を持たなかった人々も、さすがに危機感を抱かざるを得ない状況にある。日本の政界には、なんと“裸の王様”たちが多いことか。北朝鮮問題と中国の台頭、傍若無人の米国。北朝鮮問題が進展すれば、近隣諸国の動きも活発となる。それは日本にとっては、新たな国難の襲来を意味している。

 太平洋戦争に敗れた日本は、朝鮮戦争の最中、米国によって日韓の国交正常化をお膳立てされ、1965年まで続く交渉の中で、竹島を侵奪され、今も韓国政府による不法占拠が続いている。

 当時の李承晩(イ・スンマン)政権が公海上に「李承晩ライン」を宣言して、その中に竹島を含めたのがことの発端である。竹島が日韓の係争の地となると、韓国政府は李ラインを根拠に、多くの日本人漁船員を拿捕(だほ)・抑留した。韓国政府は、拿捕抑留した日本人漁船員の解放を求める日本政府に対して、「人質外交」をする中で国交正常化交渉を有利に進めた。

日韓以上に苦戦強いられる日朝国交正常化交渉

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