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【軍事ワールド】F35、開発試験終了 最新鋭機が極東に集中する可能性も

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【軍事ワールド】
F35、開発試験終了 最新鋭機が極東に集中する可能性も

垂直着陸を行うF-35B。この状態で空中に静止できる(2018年4月、岡田敏彦撮影) 垂直着陸を行うF-35B。この状態で空中に静止できる(2018年4月、岡田敏彦撮影)

 レーダーに映りにくい「ステルス機」のなかで最新鋭のF-35ライトニングIIを製造する米国ロッキード・マーティン社は13日、2006年から実施してきたF-35の開発飛行試験(SSD)を終了し「システム開発と実証の段階をクリアした」と発表した。今後は初期運用テストと評価(IOT&E)に進み、大量生産が加速するとともに段階的な能力向上にも着手される。同時に部隊配備や他国への供与も加速するとみられ、特に極東では日本と韓国への配備が軌道に乗ると共に、台湾への供与の可能性も高まっている。(岡田敏彦)

 難産の末

 米ロッキード・マーティン社によると、F-35は06年の初飛行以来、11年間にわたり9200回、1万7千時間以上の飛行試験を行い性能や耐久性を確認したとしている。F-35には空軍型のA型、海兵隊向けのB型、海軍の空母航空団向けのC型の3タイプがあり、特にSTOVL(短距離離陸、垂直着陸)が可能なB型については試験で1500回以上の垂直着陸試験を実施したとしている。

 軍用機も含め一般的な工業製品は設計、試作機の製作と試験を経て性能を実証してから量産されるが、F-35の場合はA~C型といったバリエーション(派生型)を開発することなどから、試験と量産や部隊配備が平行して行われている。

 今回終了したSSDとは、高度や速度の限界域を調べる試験や、飛行時の特性など飛行性能に関する試験と、搭載する武装の投射などの試験。だがこの試験は何度か中断されている。主に搭載するエンジン「F135」のトラブルに起因するもので、2013年にはエンジンのタービンブレードに亀裂が見つかり、既に軍に引き渡されていた約50機が飛行停止に。2014年6月にはエンジン火災事故が発生し全機が一時飛行停止となっている。

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