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パナ、AIの介護送迎支援システムを6月販売へ

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パナ、AIの介護送迎支援システムを6月販売へ

 パナソニック子会社で介護事業を手がけるパナソニックエイジフリーは20日、人工知能(AI)を使ってデイサービス利用者宅への送迎を効率的に進める支援システムを、6月に販売すると明らかにした。事業所ごとに利用する高齢者全員の送迎計画を作成し、送迎実績を記録。職員が手作業で行っている仕事を機械化し、人手不足の解消につなげる。

 送迎時刻や目的地到着後に乗車や降車にかかる時間など各高齢者の情報、その日に利用する車の台数や座席数を入力すると、AIが自動的に送迎計画を作成。いったん入力すれば翌日以降も情報を継続して使え、変更があるときには修正部分のみ入力する。車に付けたカーナビゲーションと連動し、各高齢者宅の住所も考慮した送迎ルートを運転手に提示する。

 送迎時刻の記録によって、デイサービスの開始・終了時刻が管理でき、各高齢者のサービスの利用時間も自動で計算が可能になる。将来的には、こうしたデータを受信できる請求ソフトを開発し、利用料金の算出にもつなげる考えだ。

 昨年9月から実証実験を行い、実用化にめどがついたという。森本素子社長は「手作業の多い介護現場で、機械化やロボット化を進め、インフラを構築、改善していきたい」としている。

 送迎支援システムは、30人規模の利用者の事業所で1カ月の利用料金が1万円強、カーナビゲーションは15万円前後(税抜き市場想定価格)。初年度に千件の導入を目指す。

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