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【衝撃事件の核心】犯罪に悪用、ベトナム人口座が狙われる理由とは 

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【衝撃事件の核心】
犯罪に悪用、ベトナム人口座が狙われる理由とは 

口座を売買しないよう求めるベトナム人向けの動画の画面(大阪府警サイバー犯罪対策課、シェアウィズ社提供) 口座を売買しないよう求めるベトナム人向けの動画の画面(大阪府警サイバー犯罪対策課、シェアウィズ社提供)

来日急増

 ベトナム人の口座がターゲットになっているのは、単純に数が多いというのが理由の一つ。

 日本学生支援機構(JASSO)によると、昨年5月1日現在の外国人留学生は26万7042人。このうちベトナム人は6万1671人で全体の23・1%を占め、国別では中国(10万7260人)に次いで2位となった。ベトナム人は前年比で15%近く増加し、このままのペースなら中国を追い抜く日も遠くない。

 日本で働きながら、技術を学ぶ技能実習生の数も多い。昨年6月現在の実習生25万1721人のうち10万4802人がベトナム人。こちらは中国を2万5千人近く引き離し、国別でトップとなっている。

揺れる身分

 外国人留学生には週28時間の資格外活動(アルバイト)が許可されている。諸外国と比較すると、時間的にも職種的にも、活動枠が広く認められているのが日本の特徴とされる。

 私費留学生7千人を対象にしたJASSOの「生活実態調査」(27年度)によると、留学生のアルバイト従事率は74・8%に上り、毎月の収入(平均14万1千円)の多くを占めた。

 70%を超えるアルバイト従事率は、実は10年前の調査から変わっていない。日本留学とアルバイトはセットというのが、海を渡ってくる学生らの共通認識となっている。

 日本政府が表向きは認めてこなかった、単純労働力の受け入れ-。そのバックドア(裏口)として、留学生の資格外活動が機能している事実は否定できない。彼らがいなければ立ち行かない現状は、日々訪れるコンビニで、いかに接客を受けているかを考えれば明らかだろう。

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