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【浪速風】ランドセルが歩いているような新1年生 「天国の父から届いた贈り物」思い出した(4月10日)

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【浪速風】
ランドセルが歩いているような新1年生 「天国の父から届いた贈り物」思い出した(4月10日)

ピカピカのランドセル ピカピカのランドセル

 幼いころに父を亡くした少女は、赤いランドセルがほしかった。でも母親に余裕はなく、ねだることはできない。そこで「天国のお父さんへ」と、はがきを出した。しばらくして赤いランドセルが送られてきた。宛先不明で送り返すはずが、郵便局員らがお金を出し合ったのだ。お父さんからの手紙を添えて。

 ▼実話だろうか。朝、集団登校する子供たちを見ながら、この話を思い出した。新1年生の小さな背中からランドセルがはみ出している。何が入っているのだろう。大きくて重たそうだが、足取りは軽い。昔は男の子は黒、女の子は赤が多かったが、最近のランドセルはいろんな色がある。

 ▼明治20年に大正天皇が学習院に入学されたお祝いに、伊藤博文が箱形の通学かばんを献上したのが始まりという。軍隊の背嚢(はいのう)が原型で、日本で独自に発展した。おしゃれなバッグとして、訪日外国人客にも人気がある。ランドセルには夢がつまっている。がんばれ1年生。

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