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【関西の議論】住民が消えた村、兵庫・新温泉町の無人集落…過疎化を象徴、時が止まった地区

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【関西の議論】
住民が消えた村、兵庫・新温泉町の無人集落…過疎化を象徴、時が止まった地区

今冬の大雪で集落全体が雪に覆われた(2月1日撮影) 今冬の大雪で集落全体が雪に覆われた(2月1日撮影)

 あまりに雪深く、視界も悪いため結局、集落手前で引き返した。桧尾地区には無人となった民家が幾つか残るが、高台の道から見える数棟の民家は雪に埋まったままで、不便な生活を続けた住民の冬場の大変さを実感。眼前の光景は過疎地区の厳しい現実を物語っていた。

定期的に巡回

 同地区は、27年3月から美方署井土駐在所勤務となった柴垣孝介巡査部長(33)が、定期的にパトロールしている。

 巡回日にあたる今年3月13日、柴垣さんに同行し改めて同地区を訪れた。この日は春本番を思わせる陽気で、道路や集落内の雪はほとんど消えていた。山間ののどかな光景が広がったが、それとは対照的に、現れた家屋は屋根や土壁が崩落し、大半は廃屋同然だった。

 集落の入り口付近には、大雪の先日は気づかなかったが、老朽化した木造2階建ての建物があった。昭和3(1928)年に熊谷小学校の桧尾分教場として設置された校舎跡で、42年まで使われたという。

 旧温泉町史には「校区の中でもとくに桧尾は距離が遠く、その上悪路、加えて冬季が長く到底通学ができないので明治25年に就学が免除された」と記されている。現存する校舎跡が、過疎化の時間を刻んでいた。

地区名はそのまま

 「無人集落」とはいえ、地区名は今もそのままで、かつての住民の出入りもみられる。集落の一角には地区出身者が畑で野菜を作り、畑をシカ防除のネットで囲っている。また、山の斜面には集落の墓が並び、関係者が墓参に訪れている。

誰も住んでおらず正直「不気味だった」…でも選挙ポスター掲示、道も除雪し…

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