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【エンタメよもやま話】8700万人、フェイスブック情報を無断流用…米大統領でも大衆操作?「ケンブリッジ・アナリティカ」とは

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【エンタメよもやま話】
8700万人、フェイスブック情報を無断流用…米大統領でも大衆操作?「ケンブリッジ・アナリティカ」とは

 さて、今週ご紹介する“エンターテインメント”は、久々となるネット関連のお話でございます。

 2013(平成21)年5月6日付の本コラム「フェイスブックに気を付けろ!『いいね』でバレバレあなたの“データ」

https://www.sankei.com/west/news/130506/wst1305060059-n1.html

でご説明したように、世界最大の米交流サイト(SNS)、フェイスブック(FB)のユーザーが、何に「Like(いいね)」をクリックしたかで、その人の年齢や性別、知能指数、人種や宗教、性的志向、政治的信条などが、かなりの確率で判明するという興味深い研究結果が明らかになり、欧米で物議(ぶつぎ)を醸(かも)しました。

▼【関連ニュース】フェイスブックに気を付けろ!『いいね』でバレバレあなたの“データ

 この報道から約4年10カ月。いま、欧米では、この“FB問題”が国家を揺るがすほどの事態に発展しているのです。

 もともとプライバシーや個人情報の取り扱いに関しては日本など足下にも及ばないほどシビアな欧米ですが、当時「そんなん、ホンマかいな」と素朴&懐疑的だった人々も「まさかこんな事が水面下で起きていようとは」と驚いたり怒ったり。

 ところが日本ではこの問題、全くと言っていいほど報じられていないので、今回、本コラムがしっかりご説明いたします。

    ◇   ◇

■株価も暴落「フェイスブック」、調査で続々と発覚…

 みなさん、考えてみましょう。アマゾンドットコム(ネット通販)でたびたび買い物をすると、頼んでもいないし、教えてもいないのに、自分の趣味や好みに関連したおすすめ商品の広告が流れてきますよね。

 これは、ユーザーの買い物履歴をコンピューターによるアルゴリズム(計算手法)で分析し、各ユーザーの趣味趣向に合った広告を流す「ターゲティング広告」というもので、当初、多くの人がこの賢(かしこ)過ぎる広告の流し方に驚いたものでした。

 だがしかし。もしも、このターゲティング広告の技術と、前述したFBの「Like(いいね)」といったSNS上の個人データの詳細分析による趣味趣向の洗い出しという技術を合体させ、選挙などで特定の候補者が有利になるようなメッセージや投稿がSNSなどを介して各個人に送られているとしたら…。

 あってはならない大衆操作ですね。ところが何と、これが欧米で実際に行われていたのです。さらに、このふざけた大衆操作を行うため、最大8700万件ものFBの個人データが勝手に流用されていたのです…。

AI開発者オーナー、英の政治コンサルが“キャンペーン・メッセージ”…

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