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【関西の議論】ゴキブリを100万匹飼育…兵庫・赤穂にある世界最大級の研究所とは

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【関西の議論】
ゴキブリを100万匹飼育…兵庫・赤穂にある世界最大級の研究所とは

ゴキブリを100万匹飼育するアース製薬の赤穂研究所=兵庫県赤穂市 ゴキブリを100万匹飼育するアース製薬の赤穂研究所=兵庫県赤穂市

グライダーのように滑空

 「ゴキブリ博士」といった感じの有吉課長。ゴキブリやハエなどの飼育に20年間携わってきたこの道の専門家だが、入社するまでは虫が苦手だったといい、「この仕事を始めるまではゴキブリを見ると『襲われる』と思っていた」と打ち明ける。

 担当になってからも、手からゴキブリが登ってくるなどの恐ろしい体験をした。ただ、生態が分かるにつれて「ゴキブリも人間が怖いんだ」と感じ、恐怖心が薄れたという。

 ほかのスタッフも同じようだ。

 「人に向かって飛んでくると思って怖かったが、そうではなかった。壁などを登ってそこからグライダーのように滑空している」と話すのは入社9年の浅井一秀さん。もともとゴキブリは嫌いだったが、同社のテレビCMを見て入社を希望した。「研究員になって『なぜゴキブリが生きているのか』を考えるようになった」と話す。

 施設ではエメラルド色に輝く中南米原産のグリーンバナナゴキブリや、気品を感じさせる模様のドミノローチ、ダンゴムシのように丸くなるヒメマルゴキブリなど、珍しいゴキブリも飼育している。

 「今は家にいてもそれほど怖くない」と話す有吉課長。多種多彩で意外とユーモラスな生態を深く知れば、ゴキブリを愛らしく見えるのかもしれない。

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