産経WEST

【関西の議論】ゴキブリを100万匹飼育…兵庫・赤穂にある世界最大級の研究所とは

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
ゴキブリを100万匹飼育…兵庫・赤穂にある世界最大級の研究所とは

ゴキブリを100万匹飼育するアース製薬の赤穂研究所=兵庫県赤穂市 ゴキブリを100万匹飼育するアース製薬の赤穂研究所=兵庫県赤穂市

 開発や実験の担当者から「成分の効果を確かめるため成虫のメス100匹がほしい」などの注文が入る。このため必要な数を計画的に育てて提供しており、ゴキブリでは1カ月で5千匹~1万匹を実験などに使用する。「飼育しているというより生産している感じ」と有吉課長。

家庭の「クロ」飲食店の「チャバネ」

 ゴキブリは世界で4600種類、日本には58種類いるといわれている。約3億年前から地球に生息するが、有吉課長によると「色や形は当時からほとんど変わっていない」という。

 最初に案内されたのは、国内に生息する二大勢力のクロゴキブリとチャバネゴキブリの飼育室。クロゴキブリは一般家庭でよく見かける種類で、黒光りするグロテスクな身体に長い触角がおなじみ。一方、やや薄い茶色のチャバネゴキブリは体長が約1・5センチと小さく、飲食店やホテルなどに住み着いている。有吉課長は「日本にはもともと固有種のヤマトゴキブリが屋内にいたが、外来種のクロゴキブリに屋外に追いやられてしまった」と説明する。

 飼育室をのぞくと、棚にずらりとプラスチックのケースが並んでいる。「ゴキブリは隙間がないとストレスを感じる」(有吉課長)といい、ケース内に折り畳んだ厚紙を入れ、隙間を作り出している。クロゴキブリは1ケースに400~500匹、チャバネゴキブリは1千~2千匹。物音はなく倉庫のような雰囲気だ。

続きを読む

このニュースの写真

  • ゴキブリを100万匹飼育…兵庫・赤穂にある世界最大級の研究所とは
  • ゴキブリを100万匹飼育…兵庫・赤穂にある世界最大級の研究所とは

関連ニュース

「産経WEST」のランキング