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【関西の議論】ホテル建設ラッシュに沸く姫路、理由は城観光だけではなかった

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【関西の議論】
ホテル建設ラッシュに沸く姫路、理由は城観光だけではなかった

ホテルモントレ姫路の「ロイヤルスイートルーム」。宿泊代は1泊18万円=兵庫県姫路市 ホテルモントレ姫路の「ロイヤルスイートルーム」。宿泊代は1泊18万円=兵庫県姫路市

 同ホテルは「サービスの向上で、姫路を訪れた方に満足いただけるよう努めたい」とする。

新幹線で京都まで45分

 このように姫路でホテル建設が相次ぐ背景には、姫路城の魅力も要因だが、外国人観光客に人気の高い京都へのアクセスの良さが大きい。

 新幹線を利用すれば姫路から京都までは45分程度しかかからず、姫路に宿泊しても日帰りで十分に京都観光が満喫できる。姫路市も「相次ぐホテルの開業に合わせ、関西観光の宿泊地としての利便性をアピールしたい」と目論むほど。

 大阪の客室不足も姫路のホテル業界には「追い風」だ。観光庁の調査によると、平成29年の客室稼働率は大阪府が83・1%となり都道府県別で1位となった。特に大阪市内など都市部では90%を超える宿泊施設も少なくなく、客室不足が顕在化している。

姫路城以外は苦戦

 ただ、姫路城以外の観光地は苦戦している。姫路市によると、28年度に姫路城を訪れた外国人観光客は約36万5千人で過去最多。

 一方で、日本人を含む市内全体の観光客は約1026万人で前年度から約163万人減少した。28年度末時点で市内にはすでに60軒のホテルがあり、観光客の減少傾向が続くと、開業ラッシュで過当競争になる可能性もある。

 また、別の要因として姫路を訪れる観光客の行動特性がある。市内での宿泊を伴う観光客は全体のわずか13・9%に過ぎない。姫路城という観光資源はあるものの、市の担当者は「長く滞在できる仕組み作りが必要」と指摘する。

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