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【高校野球】弱小野球部を甲子園に導いた監督「公立校の球児に力を与えたい」 富島(宮崎)、部員5人から 

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【高校野球】
弱小野球部を甲子園に導いた監督「公立校の球児に力を与えたい」 富島(宮崎)、部員5人から 

初戦で星稜(左)に敗れ、整列する富島ナイン=29日、甲子園球場 初戦で星稜(左)に敗れ、整列する富島ナイン=29日、甲子園球場

 兵庫県西宮市の甲子園球場で開催されている選抜高校野球大会に初出場した富島(宮崎)が29日、初戦の2回戦に臨んだ。星稜(石川)に2-11で敗れたが、5年前の就任時に部員がわずか5人しかいなかった浜田登監督(50)は「ここにいられるのが夢のよう」と感慨を胸に采配を振った。

 赴任時のあいさつで「3年で九州大会、4年で甲子園に行きます」と宣言。職員から失笑を買ったが、真剣だった。「高校生なら目指すは甲子園。力がないから言わないというのは子供たちに失礼」

 ユニホームを替え、携帯電話や買い食い禁止など厳しいルールを設定。グラウンドもベンチから手作りし、一からチームの下地を築いた。

 平成20年夏に母校の宮崎商を甲子園に導いた浜田監督の実績に引かれ、徐々に選手が集まった。28年には宣言通り九州大会に出場。そして昨秋、九州大会準優勝を果たし選抜への切符を勝ち取った。1年遅れにはなったが“公約”を実現。「驚かれている人もたくさんいると思う」と相好を崩す。

 メンバー全員が県内中学出身。「全国の公立校で頑張っている球児に力を与えたい」。監督の思いに、選手ははつらつとしたプレーで応えた。

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