産経WEST

【大阪市営地下鉄民営化】変わらぬ安全への使命、徹底を 定年退職の“鉄道マン”の思い

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【大阪市営地下鉄民営化】
変わらぬ安全への使命、徹底を 定年退職の“鉄道マン”の思い

大阪市交通局の北村三郎・中百舌鳥乗務運輸長=28日午後、堺市北区 (安元雄太撮影) 大阪市交通局の北村三郎・中百舌鳥乗務運輸長=28日午後、堺市北区 (安元雄太撮影)

 その後、助役や駅長を経験。若手駅員らの指導や教育にもあたり、確認作業の徹底などを通じ、安全意識の向上を図った。

 中でも定時運行は安全と直結する大切なもの。若手運転士には「運転士の『士』は武士の『士』。運転士にとっての刀は時計や」と教えた。もし時間に遅れたとしても焦るのではなく、どの程度遅れているのか「正確な時間を把握することが大切だ」という。

 鉄道マンとしての人生は42年間に及んだ。「もともと公務員というより鉄道マンという意識が6対4、いや、7対3ぐらいだった」と笑う。電車の安全運行に尽くし続けてきたプロとしての自負がうかがえる。

 4月1日からは新会社「大阪市高速電気軌道」(愛称・大阪メトロ)が運営を引き継ぎ、「大阪市交通局」の名前がなくなる。少し寂しいが、地下空間の発展や他の民間鉄道会社との連携など大阪メトロへの期待は大きい。「長い歴史で培われてきた安全への使命をこれからも引き継いでいってほしい」。なによりこう強く願っている。

関連トピックス

「産経WEST」のランキング