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【浪速風】「政治家は発言以上のことをしないと信用されない」花見で思い出した塩爺の“遺言”(3月28日)

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【浪速風】
「政治家は発言以上のことをしないと信用されない」花見で思い出した塩爺の“遺言”(3月28日)

九州「正論」懇話会で講演する塩川正十郎氏=平成22年7月、福岡市博多区 九州「正論」懇話会で講演する塩川正十郎氏=平成22年7月、福岡市博多区

 親鸞(しんらん)聖人絵詞伝に「明日ありと思う心の徒桜(あだざくら)、夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」とある。はかないもののたとえで、明日も咲いているだろうと思っていた桜も、夜のうちに散ってしまうかもしれない。そう思うと気がせいた。平日だが会社を早めに抜け出して、大川端に花見に出かけた。

 ▼造幣局の「桜の通り抜け」が有名だが、まだ早い。お目当ては「平成の通り抜け」である。建築家の安藤忠雄さんが「日本一の桜の名所・市民の庭」をつくろうと呼びかけた。平成17年に植樹をスタートし、5年余りで3千本を植え終えた。メンテナンスを含めて1本15万円の費用は、1口1万円の寄付を募った。

 ▼「塩爺(しおじい)」こと塩川正十郎さんも「300人分集める」と協力を申し出たが、最終的には800人以上になったそうだ。「政治家は発言以上のことをしないと信用されない」。元財務相の塩川さんは泉下で、満開になった桜に目を細め、国会の証人喚問には渋い顔だったろう。

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