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【関西の議論】認知症医療の第一人者が認知症に… 長谷川和夫医師「明るい気持ちで生きていく」

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【関西の議論】
認知症医療の第一人者が認知症に… 長谷川和夫医師「明るい気持ちで生きていく」

認知症医療の第一人者、長谷川和夫医師=東京都杉並区の認知症介護研究・研修東京センター(飯田英男撮影) 認知症医療の第一人者、長谷川和夫医師=東京都杉並区の認知症介護研究・研修東京センター(飯田英男撮影)

 長谷川さんはその後も認知症医療の第一人者として活動し、平成16(2004)年の国際アルツハイマー病協会国際会議では、組織委員長を果たした。現在も12年からかかわってきた認知症介護研究・研修東京センターの名誉センター長の役職を持つ。

 認知症と診断された今後の人生について、長谷川さんは「他の人からの支えを受けなければ、何もできない。そういう気持ちを持って、お願いしながらやっていく」と静かに話した。

 また、「非常に重要なのは、生きていることの尊さ。全世界の何十億人のなかで、僕と同じ人生を生きている人は誰もいない。自分自身のことを尊いというのはおこがましいけれど、それは皆さんにもいえる。1人1人が、みんな尊い存在であるということを、知らなくちゃいけない」と強調。取材の最後には、「僕はこれからも明るい気持ちで、笑うことを大切にしていく」とおだやかにほほえんだ。

医療の現状…根本治療薬は開発途上

 認知症は世界中で増え続けており、治療法の開発が国を超えた課題となっている。現在処方されている認知症の薬はいずれも対症療法として症状を緩和するためのもので、根本治療薬ではない。認知症が出現する前段階での早期発見や、脳の病変を食い止める根本治療法の研究が世界中で進められている。

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