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工藤会トップに懲役4年求刑 上納金3億脱税事件

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工藤会トップに懲役4年求刑 上納金3億脱税事件

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)の上納金をめぐり、約3億2千万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われた同会トップの総裁、野村悟被告(71)の公判が27日、福岡地裁(足立勉裁判長)で開かれた。検察側は懲役4年、罰金1億円を求刑した。

 野村被告は「組織運営に関与しておらず、会からの収入はなかった」と無罪を主張。弁護側が29日に最終弁論し結審する予定。

 北九州市の元漁協組合長射殺(平成10年)や元警部銃撃(24年)など他に4件の事件でも起訴されているが、初公判の見通しは立っていない。

 今回の事件で検察側は「金庫番」とされる幹部山中政吉被告(67)が複数の口座を使って上納金を管理し、一部の口座から野村被告の私的な支出があったと指摘。検察側は同被告には懲役3年6月を求刑した。

 弁護側は「マンションを購入するために会の口座から一時的に立て替えたことはあったが、混同はしていない」と反論している。

 起訴状によると、野村被告らは共謀し22~26年、上納金から得た約8億900万円を野村被告の所得として申告せず、脱税したとしている。

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