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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】超変革3年目、オーナー「心配やね…」 金本“監督力”問われるシーズン開幕

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
超変革3年目、オーナー「心配やね…」 金本“監督力”問われるシーズン開幕

坂井信也オーナー“天覧”オリックス戦(オープン戦)も敗戦…。「超変革」から3年目、「監督力」を問われる金本知憲・阪神監督=3月23日夜、京セラドーム大阪(森本幸一撮影) 坂井信也オーナー“天覧”オリックス戦(オープン戦)も敗戦…。「超変革」から3年目、「監督力」を問われる金本知憲・阪神監督=3月23日夜、京セラドーム大阪(森本幸一撮影)

 阪神・金本知憲監督(49)の「監督力」が問われるシーズンが始まります。阪神はオープン戦14試合消化時点で2勝11敗1分の勝率・154、12球団最下位です。指揮官は「別に関係ない」と平静を装っていますが、今週3月30日(金曜)の巨人戦(東京D)から始まる2018年シーズンで“変わり身”を見せることができますかね。生え抜きの若手育成を掲げ監督に就任してから4位、2位。暗黒時代とは違って、投打に駒はあります。選手起用、戦術、そしてビジョン…。監督としての力量、真価の問われる3年目の戦いがスタートします。

■あの暗黒“負”広6年間とは雲泥の差「優勝に近い」投打に豊富な戦力、あとは…

 最初に断っておきますよ。現在の阪神タイガースの戦力はあの暗黒時代とは雲泥の差です。毎年のように最下位に喘(あえ)いでいたあの頃。それでも中村勝広監督は責任を問われることもなく6年目のシーズン(途中休養)まで采配をふるいました。

 「彼は調整能力に優れている」と当時の久万オーナーは中村監督の手腕を“別の角度”で高く評価していました。いくら負けてもマスコミと険悪にならない。いくら弱くても現場とフロントが喧嘩(けんか)をしない。それが優れた調整能力と評価されたのです。

 よくよく理由を突き詰めていくと、オーナーでさえ監督に責任を取らすことができないほど戦力層が薄く、潤沢にお金をかけてこなかった台所事情が見えてきます。つまり監督に責任を取らせると、そんなチーム造りしかできなかった阪神電鉄本社がファンから突き上げを食らうことが賢明なトップには見えていたのでしょう。采配が素晴らしいとか、選手起用に冴(さ)えがある…とかでは褒められないから、調整能力に長(た)けている、としか言いようがなかったのだろう。今では遠い昔になったあの頃を思い出してそんな風に思いますね。

 さて、本題に移りますね。2018年の阪神です。オープン戦は14試合消化時点で2勝11敗1分の勝率・154。下位打線の打者の打率よりも低い有り様で12球団最下位ですね。金本監督は「どうでもいいよ。別に関係ない」と気にしていない? 様子ですが、周囲はヤキモキして腰が浮いてきました。3月23日には鳴尾浜で行われたウエスタン中日戦、そして夜の京セラDで行われたオリックスとのオープン戦に坂井信也オーナーが駆けつけました。オーナーが昼夜ダブルヘッダーで視察したのです。

 しかし、夜のオリックス戦には1-3で敗戦。わずか3安打1得点の貧打を目の前で見た坂井オーナーは険しい表情でしたね。

 「心配やね…」

 声を絞り出していましたが、当然の正直な反応でしょう。心配で心配でたまらないはずです。

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