産経WEST

【銀幕裏の声】母がダイナマイト心中、過激本めぐる警察との攻防…映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」主人公・末井昭さんの破天荒人生

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【銀幕裏の声】
母がダイナマイト心中、過激本めぐる警察との攻防…映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」主人公・末井昭さんの破天荒人生

“末井昭”を演じた柄本佑(左)と談笑する末井さん (C)2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会  “末井昭”を演じた柄本佑(左)と談笑する末井さん (C)2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会 

警察との攻防、赤裸々に

 映画では当時、社会をにぎわした“数々の事件”も赤裸々に描かれる。

 末井が編集した雑誌に掲載されたわいせつな写真をめぐり、末井役の柄本と、松重豊演じる警察官とが繰り広げる警察署内での互いの意地をかけた激しいやりとりは圧巻だ。2人が真剣に熱演しているだけに、滑稽でもあり、見ていて思わず笑みがこぼれる。

 「“警察官との攻防”はだいたい映画の通りでしたね」と末井さんは苦笑した。

 57年、自伝のノンフィクション「素敵なダイナマイトスキャンダル」を刊行。母親の心中事件を打ち明けた衝撃的な内容は世間をにぎわし、映画の中では、「母親のスキャンダルを売り物にしてどうする!」と編集者たちから非難されるシーンも描かれる。

 ところが、柄本演じる末井は、こんな周囲の偏見に満ちた悪意の声にもひるまない。「母親のスキャンダルを売り物にしてなぜ悪い!」と吐き捨てる場面は、自分を鼓舞するようで、切なくもあり、とても印象的だ。

消費税導入へ独自の怒り

 政府の消費税3パーセントの施行に怒った末井が当時、実際にしていた“衝撃的な行動”も描かれる。

 柄本演じる末井が「ええい、めんどくさい、こんなもの邪魔だ!」と言い捨て、ポケットに入っている小銭を道端にばらまきながら繁華街を歩くのだ。

今の若者「生きるモチベーション低いのか…食べもの無い経験、ない。だから…」

このニュースの写真

  • 母がダイナマイト心中、過激本めぐる警察との攻防…映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」主人公・末井昭さんの破天荒人生
  • 母がダイナマイト心中、過激本めぐる警察との攻防…映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」主人公・末井昭さんの破天荒人生

関連ニュース

「産経WEST」のランキング