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【衝撃事件の核心】「殺すぞ、任意やろ」叫ぶ刃物男に警察官が発砲…休日の繁華街、緊迫したやり取りの一部始終

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【衝撃事件の核心】
「殺すぞ、任意やろ」叫ぶ刃物男に警察官が発砲…休日の繁華街、緊迫したやり取りの一部始終

刃物を取り出した男に警察官が発砲したJR京橋駅近くの現場=2月18日午後、大阪市都島区(恵守乾撮影) 刃物を取り出した男に警察官が発砲したJR京橋駅近くの現場=2月18日午後、大阪市都島区(恵守乾撮影)

 ここで男は、ズボンのポケットからバタフライナイフを取り出し、再び「殺すぞ」と迫った。巡査長は拳銃を抜き、じりじりと後ずさりした。

4つのステップ

 一般に拳銃使用には、4つのステップがあると言われる。(1)取り出し→(2)構え→(3)威嚇射撃→(4)相手に発砲する-という流れだ。

 法的には(1)取り出しは拳銃使用に当たらず、(2)以降のステップで要件を充足する必要がある。

 そもそも使用にあたっては▽犯人の逮捕もしくは逃走の防止▽自己もしくは他人に対する防護▽公務執行に対する抵抗の抑止-の、いずれかに該当していなければならない(警職法7条)。

 今回の事件に当てはめてみると、男はナイフを示して「殺すぞ」と脅していたわけだから、少なくとも自己・他人の防護、公務執行に対する抵抗の抑止といった要件は満たしていた、といえそうだ。

にらみ合いの末

 男と巡査長はにらみ合ったまま、繁華街の路上を数十メートル移動した。異様な事態に気づいてスマートフォンのカメラを向ける人もおり、周囲が騒然となっていく。

 この間、巡査長は「撃つぞ、ナイフを捨てろ」と繰り返していた。

 拳銃を撃つときは原則、「予告」をしなければならないことになっている(拳銃使用規範6条)。巡査長の「撃つぞ」は、この予告の手続きに当たる。

 通常はこの後、ステップ(3)威嚇射撃-が行われるが事態が急迫している場合は威嚇射撃はしなくてもいいことになっている。

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