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【関西の議論】キャンパスに「問題を信じるな」の看板も出現…人生狂わす入試ミス、大学の対応は

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【関西の議論】
キャンパスに「問題を信じるな」の看板も出現…人生狂わす入試ミス、大学の対応は

京大の文化と言われる立て看板の脇を足早に試験会場へと急ぐ受験生ら。「(問題を)信じるな」と書かれている=京都市左京区の京都大 京大の文化と言われる立て看板の脇を足早に試験会場へと急ぐ受験生ら。「(問題を)信じるな」と書かれている=京都市左京区の京都大

 神戸大は平成27年の入試までは一部科目の解答例をホームページで掲載していたが、翌年から取りやめた。その理由は「著作権法上の絡みで一部の問題が公表できない中、全ての解答例を明らかにするのはバランスに欠くと判断した」(担当者)という。

阪大はHPで公開へ

 一方、一連の入試ミスを契機に、解答例の開示を進めようとする動きも広がりを見せている。

 「問題や解答、出題の意図など開示の在り方を検討したい」。2月の閣議後記者会見でこう指摘したのは林芳正文部科学相だ。「解答例を公開することで、こういうこと(ミス)がなくなることにつながる」とも述べ、ミス回避には解答例の公開が「特効薬」になるとの認識を示した。

 ミスにより30人が入学できなかった阪大では、今年の入試から、合格発表後の3月中旬をめどに、大学のホームページで解答例などの公表に踏み切る。これまでは、新年度に入った4~5月に、希望者に大学での閲覧を認めるだけだったため、大きく方針変更したことになる。担当者は「万が一ミスがあっても、早期に発見できるようになる」と効果を訴える。

 例年4月以降に解答例などを公表してきた名古屋大では、今年からこれを3月中に前倒しすることを決めた。担当者は「他大学の(ミスの)例もあるほか、文部科学省の要請もあり、できるだけ早い開示が必要と判断した」と理由を説明し、前倒しにより一時的に業務量が増えるのも「やむをえない」と受け止める。

過去問「再利用」でミス防止も

 ただ、積極的な解答例の公表に違和感を覚える関係者もいる。

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