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【関西の議論】キャンパスに「問題を信じるな」の看板も出現…人生狂わす入試ミス、大学の対応は

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【関西の議論】
キャンパスに「問題を信じるな」の看板も出現…人生狂わす入試ミス、大学の対応は

京大の文化と言われる立て看板の脇を足早に試験会場へと急ぐ受験生ら。「(問題を)信じるな」と書かれている=京都市左京区の京都大 京大の文化と言われる立て看板の脇を足早に試験会場へと急ぐ受験生ら。「(問題を)信じるな」と書かれている=京都市左京区の京都大

 このミスに絡み、議論を呼んでいるのが、入試問題をめぐる解答例の公表の是非だ。

 京大は以前から、選択式も含めて解答例などを公表していない。このため今回ミスがあった問題でも、各予備校の解答速報では、正解が分かれていた。

 ミスが発覚したのは、阪大のミスが明るみになった後の今年1月中旬、京大に「解答不能ではないか」と外部から寄せられたことだったという。

 もし、大学が解答例を公開していれば、もっと早くにミスが発覚したのではないのか-。京大の姿勢に批判や疑問が集まったのも無理はなかった。

「世の中には解がないこと多い」

 ただ、京大は、こうした非公開の手法にも明確な理由があると説明する。

 「知識だけを問うのではなく、(受験生が)解答に至った経緯を見たい。ポリシーとして非公表にしている」。京大が出題ミスを認めた2月1日の記者会見で北野正雄副学長はこう強調した。

 物理や化学の教科については、できる限り記述式の問題にするように取り組みを進めているという京大。解答例の公表を求める声については、「いきなり来年から正答を出すのは、今まで何だったのかという感じもある」(北野副学長)と戸惑いを隠さなかった。

 同じく東大も、同様の理由で解答例の公表に否定的だ。福田裕穂副学長は「世の中には解がないことが圧倒的に多い。一つの解を覚えることはふさわしくない」としており、今後も解答例の公表などを行う予定はないという。

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