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3分裂の山口組、いずれも指定暴力団に 兵庫県公安委、「任侠」の指定決定

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3分裂の山口組、いずれも指定暴力団に 兵庫県公安委、「任侠」の指定決定

任侠山口組の織田絆誠代表=昨年4月30日 任侠山口組の織田絆誠代表=昨年4月30日

 兵庫県公安委員会は16日、指定暴力団神戸山口組から離脱した新組織「任侠(にんきょう)山口組」を暴力団対策法に基づく指定暴力団にすると決めた。本拠地は兵庫県尼崎市で、全国23団体目の指定暴力団。22日にも官報に公示され、正式に効力が発生する。

 神戸山口組は平成27年8月に指定暴力団山口組から分裂して結成された。今回の指定で、3つに分かれた山口組を名乗る組織はいずれも指定暴力団となる。警察当局が動向を警戒している。

 任侠山口組は昨年4月、神戸山口組の一部幹部が離脱し結成を表明。警察当局は、神戸山口組の「内部対立」との認識を示していたが、昨年9月には神戸市長田区で任侠山口組の関係者が射殺される事件が発生。兵庫県警は殺人容疑などで神戸山口組系の暴力団組員を指名手配した。

 兵庫県警によると、任侠山口組は金禎紀(きん・よしのり、通称・織田絆誠(よしのり))代表(51)が組織のトップ。今年2月1日現在、構成員は約460人で勢力は1都1道2府12県。県警は、暴対法に基づく事務所の使用差し止めを求める代理訴訟を検討するなどして、活動拡大に歯止めをかける構えだ。

 指定に向けては、国家公安委が2月、本拠地を尼崎市の直系組織の事務所と認定。同月、兵庫県公安委は組が意見を述べることができる「意見聴取」を設定したが、任侠山口組は欠席した。国家公安委は3月15日に、犯罪歴のある構成員が一定の割合に達しているなど指定の要件を満たしていると確認していた。

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