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【関西の議論】廃校寸前の小学校が蘇る…家族留学・自然PR・学区またぎ、大津の過疎山村学区の大胆試み

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【関西の議論】
廃校寸前の小学校が蘇る…家族留学・自然PR・学区またぎ、大津の過疎山村学区の大胆試み

葛川小・中学校では、学年にかかわらず、教諭も交えて給食をとる=昨年9月 葛川小・中学校では、学年にかかわらず、教諭も交えて給食をとる=昨年9月

 「田舎暮らし」を考えている人などを中心に関心を呼び、これまでに10軒程度の仲介にこぎつけた。一方で、関心を示した若い世代からは「家を買ってまでの移住はハードルが高い」との声もあった。

 そんななか、葛川小と隣接の葛川中は平成30年度から、学区外からの通学を認める「小規模特認校」となることが決まった。住民らの要望を受け、大津市教委が昨年夏に指定した。

 葛川小の児童は現在、10数人で、約150人だった昭和30年代から約9割も減少。学区内からの入学者がゼロになる状況も見込まれていた。

 そこで協議会は若い世代に家族ごと移住してもらおうと、空き家を賃貸形式とすることも模索。「家族留学」との宣伝文句で、格安の「6DK、風呂、庭付き」など、都市部ではなかなか見つけるのが難しい物件を用意した。「地域の活性化は子供たちが戻ってくること」と担当者はいう。

 賃貸の手軽さが受け、編入を希望する家族からの問い合わせが増加。協議会によると、3月初めの時点で7軒に借り手がついた。幼稚園児のいる世帯もあり、今後、小学校への入学も期待できるという。

地域資源生かした独自教育

 「人数少ないんは、最初寂しかったけど、一人一人の責任感が強い。空気きれいやし、ええなと思う」

 京都市左京区から通う葛川中3年の椎葉大貴さん(15)は、学校生活をこう振り返った。

 葛川小中は小規模特認校の指定を受ける前から、比良山地を挟んで西隣の京都市左京区の一部地域から通学を認めており、数人が通っている。

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