産経WEST

【大飯3号機再稼働】関西企業、値下げに期待も、省エネ導入や新電力切り替え進む

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【大飯3号機再稼働】
関西企業、値下げに期待も、省エネ導入や新電力切り替え進む

 関西電力の大飯原発3号機(福井県おおい町)が再稼働したことで、関西企業は経営コスト削減につながる値下げに期待する一方、すでに省エネ設備を導入したり、新規参入事業者(新電力)に契約を切り替えたりした企業もある。

 鉄のスクラップを電気を使って溶かし、鉄鋼を製造する電炉メーカー。大量の電気を必要とする上に、割安な輸入鋼材との価格競争や、鉄スクラップの高値に頭を悩ませる。大阪製鉄は料金の割安な夜間を中心に工場を稼働しており、同社広報は「夜間料金が値下げされれば、業績にも好影響を与えるのは間違いない」と話す。

 一方、京セラは工場の空調設備の高効率化に取り組んできた。滋賀県内の工場などで、自家発電で発生した熱を空調などに利用する熱電併給設備を導入。担当者は「電気料金が下がることは歓迎だが、省エネも強化する」と話す。

 中小企業にとっては、電気料金の節約はより切実な問題。大阪府内のある金属熱処理加工会社は「24時間稼働する機械もあるので」と3年前に関電から割安の新電力に切り替えた。「関電が思い切った料金を提示しないと契約は戻さない」と抜本的な値下げを望んでいる。

このニュースの写真

  • 関西企業、値下げに期待も、省エネ導入や新電力切り替え進む

「産経WEST」のランキング