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両備HD、バス路線の廃止届を撤回へ 「不安解消する」

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両備HD、バス路線の廃止届を撤回へ 「不安解消する」

 岡山県を中心にバス事業などを展開する両備ホールディングス(HD、岡山市)が、グループ2社が運行する約4割のバス路線の廃止届を提出した問題で、小嶋光信会長は14日、市内で記者会見し、今週中にも廃止届を取り下げると発表した。自治体との協議会が開かれることが決まり「利用者の不安を早期に解消したい」と説明した。

 同日、廃止路線の対象となる岡山市や倉敷市など県内の4市長が「市民の足が失われる」として小嶋会長に廃止届の撤回を要請。同日までに石井啓一国土交通相が問題解決への協力について言及したことや、4市の連携が確認できたことなどから撤回を決断した。

 小嶋会長と会見した大森雅夫岡山市長は「非常にほっとした」とする一方、小嶋会長が廃止届を「問題提起のためにあえて出した」としていたことに「市民に不安を与える」と指摘した。

 両備HDは、規制緩和に伴う新規事業者の参入で大幅な減収になり、赤字路線の維持が難しくなるとして、78路線のうち31路線の廃止届を2月に中国運輸局に提出。これを受け、石井国交相が「状況を把握し、取り組みを支援していきたい」と発言していた。

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