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ネットの犯歴削除認めず グーグル検索巡り福岡地裁

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ネットの犯歴削除認めず グーグル検索巡り福岡地裁

 インターネットで自分の名前を検索すると、過去の犯罪歴が表示されるとして、男性が検索結果を削除するよう米グーグルに求めた訴訟の判決で、福岡地裁(波多江真史裁判長)は14日までに男性側の請求を棄却した。判決は13日付。

 代理人弁護士によると、男性は10年以上前に逮捕され、内容を報じた記事がインターネット掲示板に転載されていた。判決は「男性の罪は強い社会的非難の対象となる内容だった。社会の関心事項といえ、情報を流通させる意義はある」と判断した。

 男性側は「時間が経過し、社会の関心は失われた。プライバシーの観点からも削除すべきだ」と主張していた。

 判決に先立つ仮処分申し立てでは、地裁の別の裁判官が平成28年に「社会生活への影響が大きい」とし、犯罪事実に関する記載がない9件を除き、101件の削除を命じる決定を出した。だが最高裁が昨年、削除要件を厳格化する初の基準を示し、今回の地裁判決はこの判例を踏まえ、逆転判断となった。

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