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迫力の巨大スピーカー「パラゴン」楽しめる喫茶店、大津のユースホステルにオープン 生産中止の貴重品

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迫力の巨大スピーカー「パラゴン」楽しめる喫茶店、大津のユースホステルにオープン 生産中止の貴重品

店内にある「パラゴン」。迫力の重低音と臨場感ある音質が人気という 店内にある「パラゴン」。迫力の重低音と臨場感ある音質が人気という

 妻の父に尋ねると「昔、160万円くらいで買ったスピーカー」。試しにアンプにつないでみると、不完全ながら重みのある音が出た。藤野さんはギターが趣味で、米のロック音楽のレコードも収集するなど音楽ファンで、修理を思い立った。

 ただ、大きな「図体」から難航。購入した地元の電器販売店と協力して分解した。取り出した内部の電子部品などの修理を電器販売店に依頼。外装の木材は家具職人に直してもらうなど仕事のかたわら地道に修理し、約5年かけて往年のサウンドを復活させた。

 28年に会社を退職し、ユースホステルの従業員として働き始めたことを機に「音楽好きの人が楽しめる場所にしたい」と施設内の食堂の一部を改装。昨年11月末に喫茶店を開業した。

 店内では、パラゴンの特徴がより際立つレコードを中心に音楽を流す。自前のロックと知人から譲り受けたジャズのレコード約1500枚を用意している。持ち込みレコードの再生も受け付けており、レコード愛好家の間で次第に口コミで広がり、県外から訪れる人もいる。「低音がよく出ていて臨場感がある」などと好評だという。

 藤野さんは「音楽好きのたまり場にしたい。夜遅くなったら宿泊もできますし」と笑う。事前予約で、貸し切りや夜間営業も受け付ける。将来的にはレコードだけでなく、バンドなどの生演奏も楽しめる場にしたいという。

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