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【ビジネスの裏側】魚の鮮度を機械で目利き「フィッシュアナライザー」老舗メーカーの意地が開発に

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【ビジネスの裏側】
魚の鮮度を機械で目利き「フィッシュアナライザー」老舗メーカーの意地が開発に

魚の鮮度を判定するフィッシュアナライザー=兵庫県明石市 魚の鮮度を判定するフィッシュアナライザー=兵庫県明石市

「魚離れ」を防げ!

 明石市の明石浦漁業協同組合では、初代のフィッシュアナライザーが発売された27年12月から、大和製衡と協力して機器を活用した地元魚のブランド化に取り組んでいる。水揚げされた脂乗りが良い「明石鯛」を厳選し、「特選品」として東京の築地市場などに出荷している。

 同漁協の山本雄司部長は「機器を使えば明石鯛の状態や良し悪しがひと目で分かり、品質管理がしやすい」と話す。今年3月からは鯛に加え、新たにスズキも「特選品」として売り出しており、「機器のおかげで明石の魚の新たな魅力を発見できる」と期待する。

 一方、長崎県ではフィッシュアナライザーを地元の養殖業者がマグロやブリの養殖に活用。食べた時においしいと感じる「脂乗り」具合を機器で計測し、餌の量などを調整することで品質向上につなげている。

 機器の開発にも協力した長崎県総合水産試験場の久保久美子主任研究員は「誰もが客観的に品質を数値として知ることができる」とメリットを指摘。従来はベテラン漁師にしか分からなかった魚の“目利き”が機器を使えば素人でもできるようになるという。

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