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【ビジネスの裏側】魚の鮮度を機械で目利き「フィッシュアナライザー」老舗メーカーの意地が開発に

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【ビジネスの裏側】
魚の鮮度を機械で目利き「フィッシュアナライザー」老舗メーカーの意地が開発に

魚の鮮度を判定するフィッシュアナライザー=兵庫県明石市 魚の鮮度を判定するフィッシュアナライザー=兵庫県明石市

 果物の「糖度」を判定する「糖度計」のように、一瞬で魚の「鮮度」を判定する機器が登場して注目を集めている。兵庫県明石市の老舗計量器メーカー「大和製衡(やまとせいこう)」が開発した「フィッシュアナライザー」だ。機器に取り付けられた電極を魚に当てると、5秒以内で「鮮度」と「脂乗り」を判定することができる。客観的に魚の「商品価値」が分かるので、漁港や市場では魚のブランド化に活用する動きも出てきている。(土屋宏剛)

展示会の話題独占

 「どうして鮮度が分かるんだ…」

 今年2月下旬に大阪市で開催された西日本最大の水産関連商品展示会「シーフードショー大阪」で、フィッシュアナライザーは来場した漁協や市場関係者の話題を独占した。

 大和製衡のブースでは、魚の鮮度を5段階で判定するフィッシュアナライザーのデモンストレーションを実施。魚に機器の電極を当てると古い魚は「B」や「C」の文字が、水揚げ直後の魚は「A」の文字が表示され、見事に「鮮度」を判別した。ブースには常に機器の仕組みについての解説を求める人だかりができていた。

 開発に携わった同社一般機器開発課の岡部修一さん(43)は「鮮度を判定する機能を活用することで、魚の魅力をどんどん見つけてもらいたい」と力を込める。

小型犬用の技術応用

 機器の開発に着手したのは、平成21年に独立行政法人「水産総合研究センター」(現国立研究開発法人「水産研究・教育機構」)から「魚専用の脂肪計を作ってほしい」と共同研究を持ちかけられたことがきっかけだった。

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