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【福井中2自殺】亡くなる前日、将来を語っていた息子 月命日に訪れる担任は「申し訳ありません」とだけ

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【福井中2自殺】
亡くなる前日、将来を語っていた息子 月命日に訪れる担任は「申し訳ありません」とだけ

今年3月に2年の男子生徒が自殺した福井県池田町の町立中学校 今年3月に2年の男子生徒が自殺した福井県池田町の町立中学校

 昨年4月時点で全校生徒約50人、教職員約20人の小規模校で、息子がどういう指導を受けていたのか。母親は「担任と副担任の口から直接聞きたい」と不信感を募らせる。「『先生、あのね』って子どもから話し掛けられるような先生がいてくれたら」

 「建築関係の高校に行ってみたい」。亡くなる前日、中学から帰宅した生徒が初めて自分から将来を母親と祖母に語った。生き生きとしていたという生徒。2人は、優しかった生徒が思い詰めた胸の内を悟られないように振る舞ったと思っている。その姿を忘れられない祖母は「学校が全て伝えてくれていたら、絶対行かせなかった」と今も悔やむ。

 仏壇前には、好きだった漫画や菓子が並ぶ。新しく発売されると母親は必ず書店に足を運ぶが、間違って別の漫画を購入することも。「これじゃ息子に怒られちゃう」。母親がそっと見つめた先には、はにかんだような笑顔を浮かべた生徒の遺影があった。

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