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掘ったら地下に杭111本!滋賀県、国に4300万円賠償へ

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掘ったら地下に杭111本!滋賀県、国に4300万円賠償へ

 滋賀県は12日、大津市打出浜の県有地の地下に杭(くい)が残っていたことを伝えないまま、厚生労働省滋賀労働局に売却したとして、同労働局に約4300万円の損害賠償を支払うと発表した。13日に関連議案を県議会に提案する。

 県財政課によると、土地は約2千平方メートルで昭和41年に県が取得し、大津土木事務所を建設。平成11年に解体後、19年9月に5億5千万円で同労働局に譲渡した。

 労働局は27年、ハローワークなどが入る「滋賀労働総合庁舎」建設に着手。その際、地下に杭(鉄筋コンクリート製)111本が埋まっていることが判明した。労働局は当初の予定になかった杭を抜く工事なども実施。滋賀労働総合庁舎は当初の予定から4カ月遅れ、昨年6月に完成した。

 県によると、地下に杭を残したまま建物を解体する「埋没処分」の記録は残していたが、担当者間で引き継がれず、労働局側に伝えていなかったという。

 両者で協議を進め、県は杭の撤去費と工期延長に伴う費用計4336万2千円の支払いを決めた。同課は「引き継ぎが不十分で余計な費用が生じた。申し訳ない」とコメントしている。「県に責任がある」として、三日月大造知事は4月分の給与を10%カットする方針。

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