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【パナソニック100年・遺訓を超えて(2)】苦悩する「まちの電器屋さん」 アマゾンの威力、小売り激減

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【パナソニック100年・遺訓を超えて(2)】
苦悩する「まちの電器屋さん」 アマゾンの威力、小売り激減

3月1日に新装開店したマキノデンキ宇治本店。新たなまちの電器屋さんを目指す=京都府宇治市 3月1日に新装開店したマキノデンキ宇治本店。新たなまちの電器屋さんを目指す=京都府宇治市

 パナソニックの前身、松下電器産業の勤務経験から「島耕作」シリーズを描く漫画家、弘兼憲史(70)は「高齢化の中で、小回りが利く電器店は地域のよろず聞きの役割ができる」と系列店の活用を提案する。

 リフォームに注力

 「一番苦しかったのは平成に入ってから。赤字が続いて、いつやめようかと思っていた」と振り返るのは京都府内で系列店4店を経営する「マキノデンキ」会長の牧野伸彦(71)。量販店との低価格競争に巻き込まれた。今はリフォーム事業に活路を見いだそうとしている。

 それは、パナソニックの本体が家電から車載や住宅事業にシフトするのにも歩調が合う。系列店を担当するパナソニックコンシューマーマーケティングも「高齢者になって、生活上で困りごとが増えてきたときに、受け止められるのが地域電器店」と期待する。

 とはいえ、ネットの台頭や量販店との競争、店主の高齢化、後継者不足でこの先、地域電器店の数は増えることはないだろう。頼みのシニア層も「買いたい物がすぐ探し出せる」「重いものが手軽に買える」とネット通販の魅力に取り込まれ始めている。

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