産経WEST

北朝鮮、対話に傾く2つの理由…安倍首相の出番は 李相哲・龍谷大教授寄稿

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


北朝鮮、対話に傾く2つの理由…安倍首相の出番は 李相哲・龍谷大教授寄稿

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

 例えば、核施設の凍結などを表明したとしても、それを検証するのは国際原子力機関(IAEA)なのか、米国なのか、6カ国協議の枠組みの中でなのかを協議しなければならない。その間、北朝鮮が核開発そのものを止めているという保障はない。

 もし今回も核開発を完全に放棄しないのであれば、核開発凍結の見返りに重油と軽水炉2基を建設することを盛り込んだ「米朝枠組み合意」の1994年時点に逆戻りしてしまう。核問題の根本的な解決はむしろ遠のくだろう。

 トランプ大統領は、首脳会談に前向きでありながらも「北朝鮮は非核化のための具体的な行動を示し、実現するまでには圧力を持続する」と明言している。「過去の失敗を繰り返さない」とも言っている。

 ここに安倍晋三首相の出番があるのではないか。対話は歓迎だけれども、対話の条件として制裁を緩めるとか見返りを与えない。北朝鮮が行動し、国際社会がそれを検証できるまで、圧力はかけ続ける。その原則を韓国にも守らせる。これらを日本はトランプ大統領に助言し続けることだ。

このニュースの写真

  • 北朝鮮、対話に傾く2つの理由…安倍首相の出番は 李相哲・龍谷大教授寄稿

「産経WEST」のランキング