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【東日本大震災7年】被災地復興、私たち一人ひとりで 三重県・鈴木英敬知事寄稿

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【東日本大震災7年】
被災地復興、私たち一人ひとりで 三重県・鈴木英敬知事寄稿

鈴木英敬・三重県知事 鈴木英敬・三重県知事

 11日は東日本大震災から7年の節目でした。改めて亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、いまなお不自由な生活を余儀なくされている方々にお見舞い申し上げます。三重県は、震災による死亡者がいない自治体で唯一追悼式を継続しています。

 私は、全国知事会危機管理・防災特別委員長として、昨年、福島県、宮城県、岩手県を訪れました。インフラ復旧は完了に近づき、着実に復興が進められていますが、子どもたちのふるさとへの帰還など、生活再建や産業再生は道半ばです。訪れた東京電力福島第一原発では、構内ほとんどで全面マスク着用が不要になりましたが、廃炉措置終了まで30~40年かかるなどの大きな課題も残っています。

 福島の「今」が伝わっていない、と感じています。

 避難指示区域は福島県全体の約2・7%(平成29年4月)に縮小され、大半の場所を訪れることができます。福島産のコメは全量全袋検査が行われており、3年間、放射性物質(放射能)の基準値超えはゼロ。野菜、畜産物、魚介類なども直近1年、基準超過はゼロです。

 しかし、「福島県産品の購入をためらう」と回答する方もまだ約13%いらっしゃいます。学校の修学旅行など教育旅行も震災前の約6割の回復です。

 被災地の復興は、間違いなく全ての日本人の願いです。そして、復興を加速させることができるのは、誰でもなく私たち一人ひとりなのです。私たちに求められているのは意識と行動を変えることです。福島の「今」を知って、産品を買い、旅行し、交流する…といったことです。

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