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【虎のソナタ】思わせぶりでコケティッシュなトラ なんぼ負けても巨人にさえ勝てば…

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【虎のソナタ】
思わせぶりでコケティッシュなトラ なんぼ負けても巨人にさえ勝てば…

東日本大震災から7年、試合前に黙祷する阪神・金本知憲監督ら阪神ナイン=甲子園球場 東日本大震災から7年、試合前に黙祷する阪神・金本知憲監督ら阪神ナイン=甲子園球場

 説明します。彼女は2年前の3月30日、まだ大学3年で「就活」の直前。学生仲間と神宮にヤクルト-阪神戦を見に行った。母校・明大出身の高山選手がごひいきだったし…阪神は金本監督1年目。試合は4-8で阪神が負けた。

 ゲーム後、阪神ナインは三塁側ベンチを出て肩を落としてグラウンドを左翼側に歩く。それにトラ番の記者諸氏がぶら下がり取材しながら歩く。負けているからどうみても話が弾まない。箭内は思ったそうだ。“記者って大変な仕事だヮ。試合は全部勝つわけじゃないし…なんか重苦しいし…私はコレは無理だ…”と思いながら見ていたそうだ。

 ところが…それから2年。フト気がつくと、彼女は神宮でも東京ドームの通路でも、阪神の選手らにぶら下がり取材をやっているのである。

 ちなみにその“就活女子大生”の前を通過していったサンスポのトラ番記者は長友孝輔、柏村翔(現広島担当)、それに苦渋の表情の監督を囲んでいたのは当時キャップの堀啓介(現デスク)だ。

 つまり、桃子姫は思った。「阪神は連敗続きだけど巨人に勝った。私は2年前の神宮で記者の方の大変さを見ていたのに“就活”からこの仕事を選び、そのトラ番になって毎日ヒィヒィ仕事に追われて一喜一憂しているなんて、想像もしていませんでした。だから…」と彼女はこう続けた。「阪神が少々苦戦しても、私はじたばたしません」。

 この日、東日本大震災は発生から7年目を迎えた。被災された方の苦労は続く。

 ♪悲しみの向こうに 花は 花は 花は咲く…

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