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【東日本大震災7年】広島経済大の学生ら、初の記録集作成 被災者インタビューの集大成 「貴重な証言、風化させない」

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【東日本大震災7年】
広島経済大の学生ら、初の記録集作成 被災者インタビューの集大成 「貴重な証言、風化させない」

記録集の原案を手にする広島経済大の谷岡潤哉さん=広島市安佐南区 記録集の原案を手にする広島経済大の谷岡潤哉さん=広島市安佐南区

 発生から11日で7年を迎えた東日本大震災。広島経済大(広島市安佐南区)では発生以降、学生グループが継続して被災地に入り、被災者へのインタビューなどを続けており、初の記録集作成を進めている。貴重な証言を集めたインタビューの“集大成”で、完成後は被災地に届けるほか、県内の図書館などにも配布する予定。グループのメンバーは「被災者の貴重な証言を風化させない」と言い切る。

 広島経済大では平成23年3月の東日本大震災の発生後、学生たちが被災地に入って復興を支援。そうした学生たちの提案で翌24年、学生主体の「東北支援プロジェクト」が始動した。

 被災者の経験を後生の教訓として生かすため、継続的に被災地に入り、被災者をインタビューしている。

 29年春、プロジェクトの代表に就任した谷岡潤哉さん(21)は廿日市市出身。中学校時代に学校の行事として被災地の中学生と手紙などを交換する体験もしていた。

 大学に入ると「被災地の役に立ちたい」とプロジェクトに参加。28年夏に初めて被災地に入り、1週間程度、宮城県などで被災者インタビューなどをした。

 それまでのテレビ映像などの印象で「ある程度は復興しているのでは」と思っていたが、実際に現地に入ると、建物の壁には震災のひび割れが残り、何があったか分からない更地が広がる光景を目の当たりにして「実情を伝えなければ」と使命感に駆られた。29年夏にも再度1週間程度、被災地を訪問した。

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