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【パナソニック100年・遺訓を超えて(1)】家電からBtoB 生き残りかけ恐れぬ変革

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【パナソニック100年・遺訓を超えて(1)】
家電からBtoB 生き残りかけ恐れぬ変革

松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏 松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏

 具体的には、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった高度な技術を前面に押し出す製品開発だ。

 「ここは本当に安心。自然にエアコンがついて、ベッドに入れば、小さなランプがパッとつくのが見えるの。見守ってくれているのね」。平成26年、パナソニックが中心となり、神奈川県藤沢市に開設された「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」。

 昨年11月に入居した91歳の吉田芳江は満足げだ。約19万平方メートルの敷地に、将来的には千戸に3千人が住む。太陽光発電に蓄電池、街路灯と連動した監視カメラ、キッチン設備。自動車関連に続き、住宅関連も事業の柱にしようとする姿勢が見える。

 インターネット調査会社のマイボイスコム(東京都)が1月に実施した「白物家電メーカーと聞いて一番先に思い浮かぶのは」という調査で、日立や東芝、シャープを抑え、パナソニックと答えた人が最多の42%となった。いまなおパナソニックは家電の代名詞だ。

 しかし家電の売上比率は、VHSビデオが普及していた昭和50年代半ばには全体の8割弱を占めたが、平成30年3月期の売上高見通しでは、家電が主軸の部門は2兆5700億円で3割ほどに減少。車載機器を扱う部門が2兆7400億円と最も高くなっている。

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