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【パナソニック100年・遺訓を超えて(1)】家電からBtoB 生き残りかけ恐れぬ変革

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【パナソニック100年・遺訓を超えて(1)】
家電からBtoB 生き残りかけ恐れぬ変革

松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏 松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏

 トヨタと提携も

  昨年12月13日、会見場で握手をするパナソニック社長の津賀一宏(61)、トヨタ自動車社長の豊田章男(61)の姿があった。日本を代表する製造業2社が、車載用電池事業で提携の可能性を検討することを発表。席上、豊田は「100年に1度の変革期で、これまでの延長線上に未来はない」と語った。

 呼応するかのように、約1カ月後に開かれたCESで、津賀も「次の100年を何か1つの事業では生き残れないことは分かっている」と話した。今や連結売上高7兆円、従業員27万人を超す巨大企業となった。変化しなければ、成長することはおろか、現状にとどまることさえ難しい。

 今年、パナソニックと同じ創業100年を迎える日東電工も、絶縁素材を生産していた創業時の事業を派生、拡大するなかで、医療分野という新たな成長事業を見いだしている。帝人も繊維企業から今や医療分野にも進出する素材メーカーに変貌。社長の鈴木純(60)は「未曽有の変革期である現在は次の50年、100年、社会を支える会社となるために進化を加速させる時期」と変革を恐れない。

https://www.youtube.com/watch?v=kKjflzxazXs

 「生活を豊かに」

 家電が加速度的に普及した時代は終わり、幸之助の水道哲学はもはや今の日本では通用しない。しかし、「生活を豊かにしたい」という幸之助の理念は形を変えて生きている。

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