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【芸能考察】メタラー大興奮! 様式美メタルよ再び…ジューダス・プリーストの新作「ファイアーパワー」が凄過ぎるワケ

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【芸能考察】
メタラー大興奮! 様式美メタルよ再び…ジューダス・プリーストの新作「ファイアーパワー」が凄過ぎるワケ

往年の様式美メタルにスラッシュ・メタルのモダンさを加味したジューダス・プリーストの最新アルバム「ファイアーパワー」 往年の様式美メタルにスラッシュ・メタルのモダンさを加味したジューダス・プリーストの最新アルバム「ファイアーパワー」

 1970年代の後半から、ヘヴィ・メタルというジャンルを象徴する存在として全世界のロックファンから崇(あが)められている英の超大物バンド5人組、ジューダス・プリースト。

 レザー・ジャケットに鋲(びょう)付きのリストバンドといった“メタル・ファッション”の発案者であるとともに、リード・ギター奏者とサイド・ギター奏者という形態ではなく、2人のリード・ギター奏者が交互にソロを披露したり、バッキングでハモったりというトリッキーでスピーディーな“ツイン・リード”という形態をいち早く効果的に取り入れたバンドでも知られる。

 1974年のデビュー以来、解散・再結成や数々のメンバー交代を経ながら、今も現役としてメタル界を牽引(けんいん)し続けるそんな彼らの約3年8カ月ぶり18作目となる新作アルバム「ファイアーパワー」が、この3月7日、日本で先行発売された(海外は3月9日発売)。

 かつて5オクターブの声域を持つといわれたボーカリスト、ロブ・ハルフォードも66歳とあって、往年の音波の如き驚異的なハイトーンのシャウトは期待できないが、本作では、後続のメタリカなどに代表される野太い“デス声”とザクザクしたギター・サウンドで攻めるスラッシュ・メタル勢の影響も巧みに取り入れながら、古式ゆかしい“様式美メタル”の凄(すご)みを今に伝える作品づくりに成功している。

 昔からの彼らのファン&メタラー(=記者含む)のみなさんなら、とにかく1曲目のタイトル曲「ファイアーパワー」にのけぞるはずだ。

 ロブのボーカルは超強力だし、デビュー時からのメンバー、グレン・ティプトン(ギター奏者)と、7年前に新加入し、バンドを一気に若返らせた若手ギター奏者、リッチー・フォークナーの2人が弾くリフ(繰り返される楽曲の主題)もまさにジューダス。おまけにスピード感もハンパない。

 続く「ライトニング・ストライク」では、彼らのギターに加え、格闘家のような筋骨隆々の肉体で知られる技巧派スコット・トラヴィス(ドラム奏者)のツーバスが、砂漠を突き進む重戦車のように轟音(ごうおん)で唸(うな)り続ける…。

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