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【米朝会談】「北はさまざまな変化球投げてくる」武藤正敏元駐韓大使 「非核化」の意図、「米はきちんと読み取り対応を」

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【米朝会談】
「北はさまざまな変化球投げてくる」武藤正敏元駐韓大使 「非核化」の意図、「米はきちんと読み取り対応を」

8日、米ホワイトハウスで声明を読み上げる韓国の鄭義溶・大統領府国家安保室長と報道陣ら(AP=共同) 8日、米ホワイトハウスで声明を読み上げる韓国の鄭義溶・大統領府国家安保室長と報道陣ら(AP=共同)

 米朝のトップが会談すること自体は良い動きだと思う。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権だと北朝鮮の主張に寄り添い、過去の南北首脳会談のときのように、資金援助などの“報酬”を与えてしまうからだ。韓国だけに協議や交渉を任せているより米国が出ていって非核化についてきちっと言うべきことを言ったほうがいい。

 ただ大切なのは北朝鮮はさまざまな変化球を投げてくるので、その意図を米国側がきちんと読み取って対応することだ。北朝鮮にとっての非核化とは「北朝鮮の非核化」ではなく、米国の核を含めた朝鮮半島を非核化するとの意味だ。ましてや“言葉だけの非核化”と検証作業など“行動をともなった非核化”は全く別のものだ。

 米朝首脳会談へ向けた動きが進むことで日本政府は表向き、置き去りにされたかのように見えるかもしれないが、トランプ大統領は「米朝が合意に達するまで制裁は維持される」と話しており、サンダース報道官も「北朝鮮に対する全ての制裁と最大限の圧力は当面続けなければならない」としている。安倍晋三首相は4月に訪米して北朝鮮問題についてトランプ大統領と会談する。日本の意図はきちんと伝わるだろう。

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