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【ビジネスの裏側】「ポスト永守」が始動 カリスマの後継者育成術とは 日本電産、初の社長交代

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【ビジネスの裏側】
「ポスト永守」が始動 カリスマの後継者育成術とは 日本電産、初の社長交代

社長交代を発表して握手する日本電産の永守重信会長兼社長(右)と新社長就任予定の吉本浩之副社長=2月15日、京都市中京区(寺口純平撮影) 社長交代を発表して握手する日本電産の永守重信会長兼社長(右)と新社長就任予定の吉本浩之副社長=2月15日、京都市中京区(寺口純平撮影)

 商機をつかむためには「波が来る前に待ち伏せする」と説く永守氏らしく、社長交代も用意周到に準備していたようだ。

 堂々と課題を指摘

 吉本氏は日商岩井(現双日)出身。22年に自動車部品メーカーのカルソニックカンセイ専務執行役員、26年にタイ日産自動車の社長に就任するなど経営者経験は豊かだ。

 日本電産入社してすぐに任された子会社、日本電産トーソクの業績を1年で上向かせるなど期待にも応えてきたという。

 永守氏はそうした実績を高く評価し、「吉本君は十分に(後継社長として)合格に値する人物だ。自分が50歳のときより彼の方が高度な良い仕事をしていると思った」とたたえた。

 会社の課題を問われた吉本氏は、創業者の永守氏を前に「大企業病。それとグローバルなマネジメント、コミュニケーション」と言い切り、「日本電産の強みは小回りの良さ。業容拡大とともに出てきている大企業病を改善し、中小企業のような俊敏さを持たせる」と意気込んだ。

 そのうえで、社長としての仕事を「優秀な役員もたくさんいる。そのチームをリードすることが自分の役割だ」と強調した。

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