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【ビジネスの裏側】「ポスト永守」が始動 カリスマの後継者育成術とは 日本電産、初の社長交代

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【ビジネスの裏側】
「ポスト永守」が始動 カリスマの後継者育成術とは 日本電産、初の社長交代

社長交代を発表して握手する日本電産の永守重信会長兼社長(右)と新社長就任予定の吉本浩之副社長=2月15日、京都市中京区(寺口純平撮影) 社長交代を発表して握手する日本電産の永守重信会長兼社長(右)と新社長就任予定の吉本浩之副社長=2月15日、京都市中京区(寺口純平撮影)

 今回の社長交代理由は「自分の働き方改革が進まなかった」。世界43カ国300社以上を抱えて「年20回、30回と海外を回るのはきつい」状態となり、さらに成長を目指すためには、企業運営にトップ1人では限界ということだった。

 交代は用意周到?

 永守氏が社長交代に言及し始めたのは昨年11月。京都学園大で高校生向けに行った講演後の記者会見だ。

 今春から同大学を運営する京都学園の理事長に就任することを受け、永守氏は「会長選任になることも考えている」と発言したが、確認の質問は「(社長を)75歳まではやりたいと思っている」とかわしていた。

 日本電産はM&A同様、成長分野の人材強化のため、有望な技術者や経営者を引き抜いている。吉本氏もその中の1人だった。

 吉本氏は27年3月、日本電産に入社すると、翌28年11月に副社長、29年6月には取締役となるなど着々とステップアップ。吉本氏に社長就任を打診したのは昨年末と明かされたが、後継社長の有力候補だったことが分かる。

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