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「かかし」に宿る大杉漣さん 製作した職人、同年代の急逝しのぶ

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「かかし」に宿る大杉漣さん 製作した職人、同年代の急逝しのぶ

帽子や服、めがねなども含め大杉漣さんをモデルに製作されたかかし=兵庫県姫路市 帽子や服、めがねなども含め大杉漣さんをモデルに製作されたかかし=兵庫県姫路市

 かかしを通じた町おこしに取り組む兵庫県姫路市安富町の関地区にある自然体験施設「グリーンステーション鹿ケ壺(しかがつぼ)」で、2月21日に急逝した俳優、大杉漣(れん)さん(享年66)をモデルにしたかかしが展示され、在りし日をしのぶ人々が訪れている。昨年末、テレビ番組の収録で大杉さんが関地区を訪れた際につくられた。製作したかかし職人、岡上正人さん(66)は「かかしを見て喜んでくれた姿が忘れられない」と話す。

 大杉さんは昨年12月20日、BSフジの散歩番組「大杉漣の漣ぽっ」(今年1月20日放送)の収録で関地区を訪問した。俳優としての原点である「沈黙劇」と、地区に点在するかかし約130体にちなんだ「130人の沈黙劇に参加せよ」との指令の下、地元住民らと交流。大杉さんは道ばたや民家の前に置かれたかかしを感激した様子で見て回っていたという。

 番組側の依頼を受け、岡上さんは大杉さんをモデルにしたかかしを製作。収録時には頭の部分しか完成していなかったが、大杉さんは「似ている」と喜んだ。

 岡上さんは「映画やテレビで渋くてとっつきにくいイメージを持っていたが、会ってみると明るく気さくな方だった」と振り返る。同年代と分かって話が盛り上がったといい、「亡くなられたと聞き、ショックだった。このかかしが大杉さんをしのぶきっかけになれば」と追悼の思いを語る。

 火曜休み。問い合わせは、やすとみ人と自然との交流促進委員会(電話090・5098・2475)。

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