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【関西の議論】意外にもハードな乗馬、癒やし効果も 女性、お年寄りにも人気

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【関西の議論】
意外にもハードな乗馬、癒やし効果も 女性、お年寄りにも人気

乗馬体験をする記者。かわいい馬にすっかり癒やされた=京都府八幡市 乗馬体験をする記者。かわいい馬にすっかり癒やされた=京都府八幡市

 馬に乗っているだけと思われがちだが、バランスを取るために全身の筋肉を動かすため、体脂肪を燃やして体重を減らす有酸素運動になるのがその理由だという。さらに姿勢矯正や筋力強化などにも役立つことから、筆者のように運動不足に悩む人が始めることが多いようだ。

 同クラブに通う80代男性は腰の筋力の低下で、歩くときにはつえが手放せなかったが、乗馬をきっかけに筋力が上がりつえが必要なくなったという。

医学的「癒やし」効果も

 ダンディに乗ってみて、身体的な効果だけでなく生き物である馬との触れ合いで心が落ち着いてくることも実感した。

 こうした「癒やし」効果は医学的にも認められており、乗馬や馬の世話を通じて人間の心身機能を向上させるリハビリテーションは「ホースセラピー」と呼ばれ、注目を集めている。理学療法士などの専門職がいる乗馬クラブなどで行われており、発達障害の子供や身体障害者が主な対象となっているが、健常者でも受けられる。

 ホースセラピーでは、乗馬で体幹が鍛えられて平衡感覚が良くなるほか、馬の世話を通じて馬の気持ちを読み取ろうとすることで知覚が発達するという。さらに「馬に乗れた」という満足感から自信や自己肯定感にもつながる。

 ホースセラピーの普及に努める一般財団法人ホースコミュニティ(滋賀県栗東市)は平成8年に北海道で初めてホースセラピーを行ったといい、今では全国で実施団体が200以上あるという。担当者は「アニマルセラピーといえば犬や猫が主流だが、(馬は)乗ることができるのが大きな特徴。繊細な生き物である馬との触れ合いは、社会復帰を早める手助けとなる」とその効果を語る。

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