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【ビジネスの裏側】専門学校のノウハウで音楽ホール再建 滋慶学園グループ「ニッチのトップ目指した」

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【ビジネスの裏側】
専門学校のノウハウで音楽ホール再建 滋慶学園グループ「ニッチのトップ目指した」

昨年12月31日に開かれたカウントダウンコンサート。大勢のファンでにぎわった(ザ・シンフォニーホール提供) 昨年12月31日に開かれたカウントダウンコンサート。大勢のファンでにぎわった(ザ・シンフォニーホール提供)

 浮舟総長は、大阪が誇る文化遺産として残すことを決断した。運営にあたって子会社を設立。株式会社とすることで「赤字を出さない」(同学園)という決意を込めたが、当時は文化事業の見直しが進められるなど見通しは厳しかったという。

 演奏の曲目を前面

 そこでよりどころとなったのは、専門学校を経営してきたノウハウだったという。滋慶学園グループの経営のほか、打楽器奏者として米国留学の経験があり、同グループの専門学校で使用する音楽教材の作成にも携わっていた喜多さんは「目指すはニッチのトップ。ほかのホールではやっていないことに気づき、取り組んできた。特色ある学校の経営と同じ感覚だ」と話す。

 コンサートは通常、演奏者をメーンに売り出すが、演奏の曲目を前面に打ち出すように発想を転換。パイプオルガンとプロジェクションマッピングによる舞台演出で、映画「スターウォーズ」の壮大な世界観を表現。ほとんど使われていなかったパイプオルガンを収益源とした。

 喜多さんの米国留学の経験も生かした。弦楽やジャズのオリジナルの音楽団を結成。海外では「アーティスト・イン・レジデンス」と呼ばれる取り組みで、同ホールで練習し、音を作っていくことで質の高い演奏会となる。それを手頃な値段で提供しており、ファンの裾野を広げている。

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