産経WEST

【通崎好みつれづれ】心遣いのごちそう

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【通崎好みつれづれ】
心遣いのごちそう

白魚、ホタルイカ、芽キャベツ、ホワイトアスパラ、アスパラ菜に、カラスミをかけた「リストランテ野呂」のトマトソースパスタ(宮澤宗士郎撮影) 白魚、ホタルイカ、芽キャベツ、ホワイトアスパラ、アスパラ菜に、カラスミをかけた「リストランテ野呂」のトマトソースパスタ(宮澤宗士郎撮影)

 二条城の近く、評判のイタリア料理店「リストランテ野呂」(京都市中京区)に出かけた。

 まずは、心躍る多彩な前菜メニューに圧倒される。そしてパスタの欄に目がいった。この日は「うに、ちりめんじゃこ、甘エビ、ひいか、山東菜、芽キャベツ、白魚、からすみ、ホワイトアスパラ、ホタルイカ、アスパラ菜」と冬から春への旬の食材が並んでいる。食材を指定すれば、トマト、オイル、クリームと、好みのソースでパスタを仕立ててもらえるのだ。

 「レシピのないのがレシピ」というシェフ・野呂和美さん(38)は、自分が決め込んだ料理を提供するのではなく、お客さんの好みに合わせてカメレオンのように変わっていくのが理想だという。

 イタリアンの名店が多い京都で、どこにもない店を作りたいと思ったシェフは「洋食とイタリアン」を軸に、徹底的にお客さんの笑顔を追求。客の好みに寄り添う料理に徹している。カウンター越しに食事の進み具合、さらには年齢や健康状態などを感じながら、味付けはもとより、パスタのゆで加減までを調整するそうだ。酒類もワインの他、日本酒や焼酎までをおく。味はもとより、この心遣いが人気の秘密なのだろう。

続きを読む

このニュースの写真

  • 心遣いのごちそう

「産経WEST」のランキング