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【エンタメよもやま話】豪で中国人留学生襲撃、相次ぐ…大使館が警戒呼びかける異常

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【エンタメよもやま話】
豪で中国人留学生襲撃、相次ぐ…大使館が警戒呼びかける異常

オーストラリアの首都キャンベラで中国人留学生が襲われた事件などを紹介するオーストラリア公共放送(ABC)のニュースサイト(2017年12月20日付) オーストラリアの首都キャンベラで中国人留学生が襲われた事件などを紹介するオーストラリア公共放送(ABC)のニュースサイト(2017年12月20日付)

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは前々回の続きで、海外の大学に留学する中国人学生に関するお話でございます。

 前々回、2月15日付の本コラム「中国人留学生、米国に35万人…さらに愛国的に、『自由を感じた』女学生スピーチ動画が炎上した背景

https://www.sankei.com/west/news/180215/wst1802150004-n1.html

の最後に「続きは次週に」と書いておきながら、米のマリフアナ(大麻)のお話があまりにも面白かったので、そちらを先にご紹介したわけですが、今週は、引き続きこの問題についてご説明いたします。

▼【関連ニュース】中国人留学生、米国に35万人…さらに愛国的に、『自由を感じた』女学生スピーチ動画が炎上した背景

 前々回、ご紹介した2月3日付の香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP、電子版)などは、米メリーランド大学で学んだ中国人の女子留学生が、昨年5月の卒業式でのスピーチで米のお国柄を称え、それに対し、母国・中国のネット民たちが国賊(こくぞく)呼ばわりした騒動を報じていました。

 さらに、前述したSCMPは、この騒動についてこう分析します。

 <この女子留学生のような西欧社会(とりわけ政治の分野)を熱狂的に高評価する10代の若者たちは、中国共産党の最大の恐怖のひとつである…>

 また、2013年の党内の声明では、幹部に対し、学校やメディアが西欧の立憲民主主義や普遍的な価値観、市民社会、新自由主義、報道の自由、歴史における虚無主義、そして中国の(政治の)システムが真の社会主義かどうかを問うといった、(中国共産党が)タブーとしているトピックを議論することを指示。

 そのことが「西欧の価値観」に対する広範なキャンペーンを引き起こしたといい、中国の各大学では、この1年間で教職員のイデオロギーの検閲や政治教育の強化によって、このキャンペーンは無くなってしまいました。

■中国共産党の影…スパイ活動!?「領事館の命令で動いていた」声も

 ところが、中国共産党の支配下にいない海外の大学で勉強する約80万人の中国人留学生は彼らにとって盲点であり、国家安全保障上の潜在的脅威と見なされているというのです。

 実際、中国共産党のいくつかの部門では、学生たちの海外留学を阻止(そし)しようとしており、海外留学のための準備が整っている国際学校では制限が厳しくなっています。

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