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【関西の議論】家庭に潜む重大リスク…ドラム式洗濯機で5歳男児窒息死 子供の命守る手立ては

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【関西の議論】
家庭に潜む重大リスク…ドラム式洗濯機で5歳男児窒息死 子供の命守る手立ては

 府警は男児が1人で中に入った後、何らかの拍子でふたが閉まってしまい、脱出できなくなったとみている。捜査幹部は「親御さんの気持ちを考えるといたたまれない」と語った。

より安全な製品へ、メーカーも対策

 節水効果や乾燥力に優れているとして、ドラム式洗濯機は12年ごろから国内で流通。洗濯槽が横向きのため、縦型と比べて誤って子供が中に入ってしまうリスクがある。

 事故は過去にも起きている。

 27年6月には、東京都青梅市の住宅でドラム式洗濯機の中に閉じ込められた小学2年の男児=当時(7)=が搬送先の病院で死亡。当時からすでにチャイルドロック機能はほどんどのドラム式に備わっていたが、このときもふたが閉まると内側からは開けられない機種だった。

 この事故が契機となり、メーカー側も機種の改良に乗り出した。

 パナソニックは同年、内側から押した場合、子供の力でも開けられる新機種を発表。入り込んでしまっても自力で出やすい設計に見直した。担当者によると、ふたと本体をつなぐ接合部を改良したという。

 日立もこの年、チャイルドロック機能の使い方を記したラベルを、正面上部の見やすい位置に変更。洗濯機内に入らないよう示したイラストも貼り付けた。

 国内の洗濯機市場の販売台数はここ数年480万~500万台前後で推移している。市場調査会社のGfKジャパンの推計によると、29年に国内で販売された洗濯機のうち、ドラム式は13%。改良機種の普及は進んでいない。

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